2020年10月25日日曜日

撤収!

 

すでに半年以上たちましたが、記録を残すために書きます。

4月1日で大阪勤務の辞令が出たので3月20日(金)早朝の飛行機でソルトレーク→ロサンゼルス→関空というルートで帰国しました。もともと22日(日)の便をとっていましたが、ただ事内雰囲気で飛行機が飛ばない恐れもあったので急いで早い便に振り替えて出国を決意しました。日本到着は21日の夜で、何とか何事もなく入国し、大阪市内のホテルに宿泊できました。

3月20日(金)の朝5時はあいにくの雨(しかも寒い)。Airbnbの宿泊先をでて、途中近所に住んでいたほかの駐在員の方にプロパノールとか、ティッシュペーパーとか残ったものを託し(メールで連絡して玄関においときました)、空港に。レンタカーを返して飛行機のゲートに向かいます。すでにガラガラの予感でしたが、ソルトレーク発の飛行機は100人乗りくらいの飛行機に乗客がたった6人(うち3人はうちの家族)。あまりにすいていて、でっかいカバンも隣の空いている席においてOKって言われました。



そして、ロサンゼルス空港のラウンジもガラガラ。少し経ったらちょっとだけ人は入ってきたけど、普段と全然違いました。


そして、空港の中ではこんなすっぽりつなぎの防護服を着ている人も数名。。。


ちなみにこの時期でも中国(たしか上海)行きの飛行機は飛んでました。あ、そうなんだ、と思った記憶があります。それでも中国から出向とか仕事で来ている人もいるし、そりゃ少しは飛ぶよな、とも思います(自分もおかげで無事帰国できたわけで)。

これは国際線ターミナルからつながっているデルタ航空への乗り換え口。普段は大勢人がいるはずのところですが、人が少ないどころか全く人がいません。奇跡的な光景です。

日本行きの飛行機は当然エコノミークラスで、子供もいるからアップグレードも期待できません。せめてすいていればいいか、と思っていたのですが、これが意外と混んでました。7割くらいの席は埋まっていました。みなさんちゃんとマスクをしていたし、飛行機はきちんと換気できているとは聞いていたのでそんなに心配はしていませんでしたが、やっぱりなんだか緊張してました。

ということで日本に無事到着し、ホテルにも予定通り到着しました。ホテルへの隔離期間は無かったのですが、会社の自主的な規制で14日間は出社しない、とあったので4月1日は在宅勤務とし、4日から出社しました。

ということで、なんだか不思議な帰国になりました。送別会もほとんどないし、同僚にもさようならも言えず、感動のハグや握手もなし。。。この騒ぎが収まったら大阪に出張で来るからその時に食事して送別会の代わりにしよう、という事になりました。


今回の2回目の米国勤務も終わり。前回の留学と違う刺激満載の楽しい時間でした。仕事は思ったよりも孤独だし、なかなか思ったようにもいかないし大変でしたが、学ぶことも多く、何よりも今までの自分の仕事の仕方や生き方についてもよく考えることが多かったです。

仕事の中で自分でいろんなことを決める、という立場だったことから学んだことが一番大きかった気がします。日本ではそんな権限なかったので。みているのとやってみるのでは全然違いましたし、それに対する考え方も変わりました。

英語も赴任前と比べると(当時はすでにだいぶできると思っていたけど)、かなり戦闘能力は上がったと思います。ベースがあったからこそ、だとも思います。いろんな理由で今回も語学学校に行かなかったことは少し残念ですが、同僚に恵まれ、英語学習は常にできる環境でした。こういう経験ができたことは本当に幸運だったと思います。TOEICの点数より戦闘能力、というのは今回も確信を深くしました。

経験から感じる事、学ぶこと、そのあとへの活かし方って、人によって千差万別ですし、それはそれでいいと思います。ただ、こういう機会が世の中にたくさんあるといいなとは思います。そして、少しでも多くの人が尻込みせずに挑戦されたらいいなと思います。私の後任の人は2月に渡米して、しばらくは普通だったものの、すでに3月中旬からこんな感じになって、これを書いているいま2020年10月末の時点でもめったに会社に行っておらず、ほぼ在宅で仕事だそうです。それでも頑張って仕事をされていることを聞くと、とても頼もしく思います。大変ですが、是非いろんなことを感じてほしいです。私とまた違ったことを考えるのだと思うし、それを聞かせてもらうことが楽しみです。




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