2019年7月25日木曜日

アメリカの病院(doctor's officeではなくて)


きょう、初めて大きめのちゃんとした「病院」(英語でHospital)に行ってきました。体調が悪いわけではなく、相変わらず花粉でどうも調子よくないので、一度ちゃんと見てもらおうと思ってアポを取っていってみました。ちなみにいわゆるかかりつけ医(ホームドクター)がいるのは、「Doctor's office」というんだそうです。確かに、大した治療機器もなさそうなのでオフィスっぽくはある。普段見てもらっているホームドクターの先生に事情を説明して、紹介状を書いてもらわなければそもそもアポが取れません。今回はアレルギーの専門医の先生ということで、かなり大きい病院を紹介されました。近所の診療所みたいなところには専門医はいないようです。

アポを取るときに、「今服用しているアレルギーの薬は全部止めてください」と言われます。アレルギー反応検査するから当たり前ですが。で、病院に行き、7ページもある英語の問診票を埋め、それから診察です。いろいろ事情を説明し、「15分で結果が出る皮膚テストをしましょう」ということになりました。上半身の服を脱いでベッドにうつ伏せになります。技師さんが背中にマジックで1~40までの数字を書き、その点に40種類の違ったアレルゲンをピッピッとさして行きます。40種類はおおむね屋内と屋外に分かれていて、屋内はカビ、ハウスダスト、ペットなど。屋外は木、雑草など。

で、アレルゲンを注入すると、もうかゆいのかゆいの。5分経って検査技師さんが入ってきて、私の背中を見ると”holy crap!"大喜び。何しろすごく反応している=アレルギー反応が出ているのだそうです。ひどい。。。そこからさらに10分待って、最後にアレルギーの腫れのサイズを測って数値(0から最大5)を記入しておしまい。自分のカメラで背中の自撮りしてみたら、あまりのひどい様子にここに載せるのは自粛します。結局、ユタにあるような草木全般に強めのアレルギー反応がでてました。「こりゃ大変だねえ」、だって。

ちなみに、カビもハウスダストも全く反応なしなのでよかったのですが何故かネコにすごいアレルギーが出てました。なので、猫は飼ったらダメです。

で、この検査をやっても結局体質に合うアレルギーの薬を飲むしかなくて、完治するにはアレルギー注射というものをやるしかないそうです。アレルギー注射というのがどれくらいメジャーなのかわかりませんが、これはアレルゲンを薄めて少しずつ注射して抗体を作るという治療です。ネット情報によると日本でもあるけど学会からは推奨はされていないらしい。費用は1年間で保険適用前で$2000ドル。プラス毎週注射に来なきゃいけないので、その都度の費用も掛かる。さらにショックが起きた時のためにエピペンを持ち歩く必要もあるって。結構大がかりです。しかも3~5年続けないと意味がないらしいというかなり気の長い治療。さすがにこれはナシかな。

そうそう、大きな病院はとてもすいていて、広くて超快適。待合室でお菓子、飲み物が満載のカートがやってきて「おひとついかが?」だって。そんなのにお金かけなくていいから安くしてくれ、と心から思った。

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