2018年11月17日土曜日

アメリカの小児科


子供が初めて熱を出しました。本人はそれなりに機嫌よく、ご飯も食べ、セサミストリートもエンジョイし、下痢でもなく、ちょっとだるくて動きにキレがないくらいで、大ごとではなさそうです。インフルエンザも予防接種済み。

でも一日体温が38℃後半だったので(華氏102℃)、夕方にいつも検診で言っている病院(こっち的にはDoctor's office)にアポをとってみたら翌朝10時にアポが取れました。その電話のついでに、ひどくなったら解熱剤をどう使えばいいかも確認。近所の薬局でタイレノール(アセトアミノフェンシロップ)を買ってきました。大人なら1回5ccで160㎎。30mL入りで6.5ドル。J&Jのにしました。スーパーのプライベートブランドのは同じ濃度で60mLで6.5ドルでした。

結局寝る前にタイレノールを飲ませ、翌朝起きたら37℃くらいだったので少し安心し、9時過ぎには36.7℃まで下がっていたのでアポをキャンセルすることにしました。元気になってるのに行くのも悪いかなと思って。すると、キャンセル料を取られました。$35。2-3時間前のキャンセルなら無料らしいですが、今回はこんな感じなのでやむを得ず30分前にキャンセル。すると$35とのことです。まあ、仕方ない。

後日会社で同じ保険を持っている同僚に聞いたところ、「たぶん診察してもらったほうが安かったと思う」とのこと。今の保険は、ある程度の保険料を毎月払う代わり診察1回に基本は$20とのこと。確かにそれならキャンセルしないほうが安い。そんなのおかしい、と思いましたが、考えてみるとおかしくない。病院は診察すると私からの$20だけでなく、保険会社からそれ以上にお金を受け取るんだと思います。なので、今回のキャンセルで$35以上の損害を被っているという考え方もできます。ちなみに、病院によってはキャンセル料を取らないポリシーのところもあるそうで、そこは病院次第とのこと。

今回の件は自分の保険を理解していなかったのが敗因です。今回は授業料を払ったということで、今後は気を付けます。

その時、ついでに同僚に聞いたのですが、アメリカではこういうキャンセル料が高かったりするし、アポ取ろうとしてもすぐ取れなかったり、遅れたらダメだったり、とても面倒なのであまり病院に連れていったりしないそうです。そう考えるのもわからなくもないです。あまり日本の病院みたいにいろいろやってくれる感じではなくて、とりあえず診ますよ、でも診るだけですよって感じなので、それで改善したりする感じは無いんです。だから、行かないんだと思います。でも、そうすると本来は行って早めに検査とかすべきことがあったのにそれをやらずにさらに悪化してから医者に行く、みたいなことが起きているんだと、そういってました。結構気軽に病院に行ってしまう日本の逆だなあ、という話をして、「どうして両極端になってしまうんかねえ」と思いました。

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